●ある百合好きの迷走する日々の記録 第3355回目 / コ14 / 早番
■ほぼ定時上がり
気分が乗らないので、さっさと仕事切り上げて帰宅。
その代わりに、無性にマンガの「初恋姉妹」の感想を書きたい気分になってしまったのですが、
構想を練ってみたら、なかなかぶっ飛んだ内容になりそうなので、これから1時間ほど頑張ってみて、上手く書けたらアップします。
★「
初恋姉妹(東雲水生/一迅社百合姫コミックス)」完結と4月18日発売「
百合姫Vol.12」から見る、商業百合マンガの次のステップについて
とりあえず、勢いで題名を考えてみましたが、私のやることなんで、適当に違い有りません。騙されないで!
ざっと本棚から以下の物件を掘り出してきました。
初恋姉妹 1 初恋姉妹 2 初恋姉妹 3百合姉妹 VOL.1 百合姉妹 VOL.4 コミック百合姫 Vol.12初恋姉妹(元は「恋姉妹」というタイトル)が3巻でめでたく完結。ハッピーエンドとなりました。
百合姫の前身となる、百合姉妹の第1号に、ベタベタ甘々な短編小説が載ったのが、2003年8月。約4年半前。
ドラマCD2枚の発売を経て、百合姉妹第4号からついに漫画版が連載開始になりました。
その間に、百合マンガも百合アニメもいろいろと右往左往しながら、変化してきました中、まさに昔の百合の王道(と突っ込み覚悟で言いますが)を外れることなく、軸がぶれずに長期にわたって最終話まで辿り着いたのは嬉しかったです。
だって、女子校モノで、先輩後輩で百合で、なおかつ長期連載で複数巻の漫画で、思春期の呪いを回避してハッピーエンドなんて、今まで有りませんでしたから。
以下ネタバレも含みますが、百合好きでこんな私の駄文読む人間なら、多分もう最後まで読んでいるでしょうから問題ないですよね。
2巻辺りから、榛菜の以前付き合っていた先輩の影が見え隠れして、多分、最後は先輩との決別か昇華かと思ってましたが、やはり最後に現れました。
ラスボス(笑)とどこかで形容していたブログかスレが有った気がしますが、まさにそれ。
先輩の存在は、「一過性の熱病」の象徴だったのか、「大切な彼女を(何かから)守るために身を引く」というものだったのか、はぐらかすような含み笑いを見える後ろ姿でしたが、多分両方じゃなかったのかと思います。
そしてその2つに対しての榛菜の答え「さっきの人はーー恋人?」「ーーはい!!」という笑顔を見た瞬間、ああ、もうこの時代は終わったんだなぁ……と思いました。
再度突っ込み覚悟で書く、「王道」という言葉。
5年前の商業百合には、まだ多分そんなテンプレや、ステレオタイプが必要でした。
実際、創作百合では、多様性という面で同人誌の方が当時は遙かに富んでいましたが、いかんせん、商業はどんなに腐っても発行規模が違いますし。企業としてリスクは犯せないので、最大公約数を狙うしかない。
それは大人の社会なんだから、当然のことで、だからこそ、なんちゃってでも、王道でも、ベタでも、見当違いでも、なんでもいいから、まずは出せるだけ出して、土壌を作る事が商業百合には必要だったのです。
当時は、あと10年くらいすれば、百合も丁度良い時代になるかもなぁ……とか思ってました。
さて、しかし時は5年流れた所で、百合姉妹は死んでしまったが、百合姫が出て3周年まで辿り着き、初恋姉妹が王道で有りながら、王道を最後で一歩飛び越える終わり方をしました。
予想の2倍の早さです。(いや、後出し予想してる私が勝手に言ってるだけですが)
と、ここで4月18日発売の「百合姉妹Vol.12」へ話は移ります。
最初に「初恋姉妹」繋がりで、東雲水生氏のオリジナル作品「美しく残酷な誇り」です。
彼氏イラネとか言いたい気持ちを抑えてよく見ると、誇りを失わない亜子の行動は、ただ秘めた思いを「内向きに」胸の奥底に仕舞い込むのではなく、残酷な行動と言う形で、「外向きに」感情が動いていっています。
その結果、美咲は自分の行動が理解できないまま、彼氏からの携帯を無視するという行動に出ます。これは恐ろしい罠です。美咲はおそらく3ヶ月もしないうちに、彼氏に対しては違和感を感じて別れてしまいますね(断言)
ただの悲恋に見せ掛けた、実は黒さがある新しい百合作品です。
続いて「クローバー第3話(乙ひより)」これも悲恋……なんだけど、これ物語中では、彩子×橋本でカップル成立フラグ立ってるんですよね。
女の子が女の子に寝取られ……いや、寝てないって(笑)……もとい、女の子が女の子に恋の鞘当てすら出来ずに負けるという、なんてド直球な恋愛三角関係。女の子同士だとか、そういった面ではなく、単純に相手が強敵だったという理由で負ける恋。当たり前の恋愛模様。
もう一つ「初恋カノン(かずまこを)」について。今までだったら、物語の終わりである部分。そこからのスタートの切り方。終わってしまうのか、それとも「また片想いに戻るだけだ」と言い切れるのか。
どうやらこのシリーズでは、ななおが終わらない道を行くことにしている様です。
ですが、まずは「彼女が大人で、私が子供だったからじゃない?」と言っていた花田先生が踏み出した。松本はまだ何かありそうだけど。ななお、突っ走れ。
そして最後に「20乙女の季節(森島明子)」です。
なんかもう、図ったかのように、先程の花田先生のセリフと対になるような話です。
大人だからこそ「あんなことで?」と言い切ってしまう圭子先生。
その大人の心が、これから百合の可能性を広げていくに必要なものじゃないかと。あ、でも、大学内での青姦はダメよ(笑)
と、初恋姉妹の最終巻と同時に発売された百合姫が、あまりにも百合漫画の次のステップへ向かう内容に富んでいたので、なにかとてつもない陰謀を感じます。
今年はまた何か大きな事が起こるんじゃないのか……。
とりあえず、キーワードは「大人・社会人」です。
初恋が終わり、思春期で終わらせない外向きの感情の表現と、社会に出た大人が当たり前の恋愛をする。百合で。そろそろ商業系でも、いいんじゃないでしょうか?
あ、もしかしてもう考え始められているのだろうか?
それに踊らされ、ワクテカ、当初の予定より1時間異常も時間オーバーしてこんな駄文書いている私は、お馬鹿さん?
ヒドイヨー。
とりあえず、よーわからんまま、締め。この感想はフィクションであり(以下略……
■推敲無し・勢いだけでアップしてみる
↑後で、誤字脱字見つけたら直します。
タイトルの割には、抽象的な文章だなぁ。さすがダメな文系出身者だ。
■体力切れ
でもちょっと書きたいこと書いて、自己満足的な精神回復したので、明日の仕事に備えて今日は早く寝ます。
じゃー。